みなさまこんにちは!
冬にしか見ることができない貴重な鳥
「ジョウビタキ」を街で見かける季節となり、ハッピーな安藤です。


日中と夜の気温差が激しく、体温調整が難しい時期ですね。
そんな時は、軽くて温かい上着やカイロ、温かい飲み物を活用して、うまく体温を調整していきましょう。
私たち人間には「ホメオスタシス(生体恒常性)」という機能があり、外部環境(暑さや寒さ)に合わせて体内でバランスを保っています。
一方で、安藤が愛する鳥や爬虫類などの動物は、この機能を持っていないため、気温が変わると暖かい場所に移動したり、涼しい場所に避難したりします。
とはいえ、寒くなると、私たち人間も温度調整のためにこたつに入ったり、暖房をつけたりして環境を変えることで体調を整えていますよね。実は、ここ数年で注目されている「サウナ」も、体調を整える仕組みが似ているんです。今回は「サウナでなにが整う?」をお届けします!
サウナとは?
これまでの人生でサウナに入ったことがある方はたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。ここ数年でサウナにハマる方も増えており、
“サウナでの整え方”のような本が書店でも多く並んでおり、“サウナブーム”がきているといっても過言ではないかと。
これだけ注目されている理由には効果的なメカニズムがあるからだと思います。
サウナでは、体温を一気に上げた後、冷たい水を浴びることで交感神経と副交感神経を交互に刺激し、自律神経のバランスが整います。これがまさしく
「気持ちいい」「リラックスする」
と感じる理由です。
自律神経を整えるメリット
自律神経が整うと、以下のようなポジティブな効果があります:
- ストレス軽減
- 睡眠の質向上
- 消化・代謝の改善
- 冷え性の改善
上記の内容に加えて、サウナで体温を上下させることで血行が促進され、老廃物が排出され、疲労回復にもつながることが期待できます。サウナ中にかく汗にはデトックス効果もあり、体に良い影響を与えます。
サウナ後の「整い」
サウナ後、副交感神経が優位になり、心身ともにリラックスした状態に入ります。この状態を多くの人が「整う」と表現し、エンドルフィンやセロトニンといった幸福ホルモンが分泌されることで、気持ちが落ち着きます。
サウナの入り方
サウナの理想的な滞在時間は 10~15分 といわれています。サウナの発祥地でサウナ文化が非常に盛んなフィンランドでの研究によると、15分のサウナがリラックス効果を高めるとされています。20分以上は避け、無理なく過ごしましょう。サウナは 1回のセッションで2~3セット が効果的です。
サウナ→休憩→サウナ
というサイクルを繰り返すことで、血流促進やデトックスが促されます。サウナに入る前後には、しっかり水分補給をして脱水状態になることを防ぎましょう。
サウナ初心者の方へ
サウナが初めての方や少し苦手な方は、温度を低めなものを選び、短時間から始めることが進められています。最初は5~10分の短い時間から始め、少しずつ体を慣らしていくのが理想です。また、サウナに入る前にはしっかりと水分補給をし、無理をしないことが大切です。
サウナはどんな人におすすめ?
サウナは以下のような方に特におすすめです:
- ストレスや疲れが溜まっている方
- 睡眠の質を上げたい方
- 自律神経系が乱れている方
ただし、以下の方はサウナの利用を避けるか、事前に医師に相談することをおすすめします
- 高血圧や心臓に不安がある方
- 妊娠中の方
- 体調が優れない方
まとめ
サウナに入ることで交感神経や副交感神経をうまく刺激することができ、自律神経が整う。
今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。少しでもお役に立てれば幸いです。
さあ、サウナへ行き、今よりもコンディションを整えちゃいましょう!!
参考文献
Laukkanen, T., Khan, H., Zaccardi, F., & Laukkanen, J. A. (2015). Association between sauna bathing and cardiovascular mortality in Finland. JAMA Internal Medicine, 175(4), 542–548. https://doi.org/10.1001/jamainternmed.2014.8187
日本サウナ学会. (n.d.). サウナに関する文献一覧. 日本サウナ学会. Retrieved January 23, 2025, from https://www.sauna.or.jp/literature/literature.html