こんにちは!ナリタです。
毎日話しかけているこのエバーフレッシュもこの時期は伸び盛り。
どんどん新芽が出てきています。
昔は水を上げすぎて根腐れしたり、水やりもできなかったのが、
今はどれくらいこの子が乾いているのか、どれくらい欲しているのかが感覚としてわかります。
トレーナに必要な観察力も、このエバーフレッシュやコナツによって磨かれていると思います。
本当に衰えていたのは…
さてさて5月から営業開始して約1ヶ月、様々なお客様のサポートをさせて頂きました。
仕事などの環境変化、そして自粛中の行動変容、そしてカラダの状態を見させて頂きました。
それはコロナ自粛前の予想を超えて、遥かにカラダの状態は衰えていたということです。
まず確認して欲しいのが
I phoneの機能についているヘルケアの歩数計です。
下記はスタッフ達の1ヶ月の歩数になります。
通常1日の平均歩数は5000~8000歩だと言われます。
これは大体通勤によるものです。外周りの方で1万歩程度でしょう。
健康の目安は1万歩と言われていますので、我々は通勤+30分程度歩くと大体1万歩になりますよとご説明しています。
自粛前に数名に歩数を確認させて頂きましたが、平均で1万歩行く人はいませんでした。それぐらい自粛前でも歩数が足りていなかったのです。
そして今回自粛により更に歩数は少なくなりました。
1日100歩という人もいました。家の場合はほぼ携帯を持ち歩いていないので当然と言えばそうでしょう。
中には1週間で1日分の1万歩に満たない方もいました。
是非みなさんもヘルスケア確認してみてください。
そんな状態を1ヶ月過ごしていた方のカラダにははどんな変化が起きたでしょうか?
めまいや立ちくらみがする。
ふらついたりする。
息切れがする。
腹周りが出てきた。
浮腫んでいる。
眠れなくなっている。
みなさんもこんな心当たりはありませんか??
これは心肺機能と脳機能の衰えです。
私がサポートさせて頂いたお客様の8割はそのような症状がありました。
当初体型の乱れを心配していましたが、ここまで衰えがあるとは思いませんでした。
これが私が最も脅威に感じている事であり、皆さんにも知っていて欲しい事です。
歩くとは・・・
皆さんが生きている地球には重力があります。
これは宇宙飛行士が帰還して重力を忘れてしまった動画がありますが、
このように重力によって下に落ちてしまうのです。
我々トレーナーにおいてもこの重力を忘れることはできません。
この重力を利用することにより、カラダに対して負荷を変えることができるのです。
例えば
皆さんが痩せたいお腹、腹横筋を姿勢により負荷を与えたいと思うのなら・・
仰向けで寝ている状態、これはほぼ負荷はかかっていません。
次に立っている状態、これは仰向けよりも負荷はかかっています。
もっと負荷をかけたいと思うなら、うつ伏せの状態。
これは重力によって内臓の重さが下に乗っかってきます。
これを重力に逆らって腹横筋が耐えようとしているのです。
これがいわゆるプランクです。
このように重力があることで、姿勢によって負荷を変えることができるのです。
そして我々には重力に抗する筋肉「抗重力筋」があります。
それは僕らが生きている上で最も必要な筋肉達であります。
この抗重力筋を負荷がかかる姿勢とは何だと思いますか?
そう。立っている状態です。
この立位の姿勢で様々な負荷をかけている。
この最も簡単で効果的な運動が「歩く」になるのです。
歩くには「抗重力筋」鍛える以外に
いろんな役割があります。
2つ目は脳に対しての刺激です。
人類は、二足歩行によって格段の脳進化を遂げてきました。
「歩く」という行為によってもたらされる信号は、脳への最大の刺激のひとつと言っても過言ではありません。
歩くときに信号を受け取り活性化するのは、脳の中でも「小脳」と呼ばれる部位になります。小脳は、空間認識と空間制御を司る器官。
ふらつきや立ちくらみもこういった機能が低下している可能性があります。
3つ目が血液循環
歩くことで得られる一番の効果は、血液循環の促進です。
私たちの体内では、心臓から酸素の多い血液が、動脈を通って全身に送られます。
古い血液は静脈を通って心臓に行きますが、心臓から一番遠い足は、重力に逆らって血液を運ばなければいけません。
そのため、足裏は血液循環のポンプのような役割をはたします。
歩くのは、血液を心臓へ送り返すことに役立ちますが、これにより血流が促進されることから、足は第二の心臓ともいわれています。
ミルキングアクションとも言われます。
他にも歩くメリットは沢山ありますが、このように普段行われていた動作がいかにカラダにとって大事な事か
人生において必要な行為かおわかりいただけたでしょうか。
サードプレイスの重要
そして問題はここからです。
自粛解除後、私たちは元の生活に戻ると思いますか?
私はノーだと思います。
リモートでも支障がない、あるいはより効率化を図ることができる。そんな企業も沢山出てきました。
これから週2日出勤、在宅5日のような、
たった週2日しか家から出ないそんな方も出てくるでしょう。
つまりこれから人は通勤をする必要がなくなる
→歩くことがなくなる。
少し大袈裟かもしれませんが、コロナをきっかけに働き方が変化し、これらの衰えが加速するものだと危惧しています。
ちなみに私はジムがほぼ家です。家とジムは目と鼻の先にあります。
コロナより前から仕事場と家が同じ生活をしています。そんな通勤がない私でも歩数やある程度生活強度が保たれているのは、
サードプレイスのおかげです。
※サード・プレイスとは、コミュニティにおいて、自宅や職場とは隔離された、心地のよい第3の居場所を指す。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
コーヒーを飲む時、散歩で立ち寄る時、1人で飲む時
行きつけのコーヒー屋さん、ジムがあり、顔見知りスタッフやお客さんとも仲良くなる。そんなコミュニティプレイスがあります。
適度な距離感があり、かつ気持ちよく過ごせる場所です。
またそこでのたわいのない会話から、仕事のヒントなど見つかることも多々あります。
一杯のコーヒーを飲むために30分かけて歩く。
あの人のご飯のファンだから、遠くまで食べに行く。
これから仕事と家が一緒になる時代、こんな場所が人生において重要な意味を持つ時代がくると思います。
僕らの役割とは
僕は自粛中、自然の中に身を置くようにしました。
それは山でキャンプしたり、舟釣りも初体験しました。
自然の中にいると時を忘れ、五感が刺激されます。
焚き火の音だったり、ひんやりした朝に吸い込む空気だったりカラダが元気になるのがわかります。
釣りに関しては全くダメでしたが、釣れる人は水中の何十メートル下の魚が糸をツンツンと突いたところをタイミングを合わせて釣り上げるようです。
これも感覚がなせる技です。
こんな感じで周りから心配されながらも、
気持ちが穏やかな日々を過ごせたのは自然の中にいたからだとも思います。
それにより前向きに仕事ができたし、新しいプロジェクトも立ち上がりました。
まず僕らのできることはサードプレイスとして徹底的に追求すること。
それはお客様が気持ちよく過ごせる場所であること、
その為のサービスを追求していくことです。
様々なニーズに合わせてそれはアドレナリンを出すトレーニングだったり、来店時よりもカラダが楽になることだったり、あるいはアップデートしている知識を提供する事だったりとするわけです。
そしてそのオプションとして遊ぶ技術を一緒に磨いていきたいなと思っています。
是非こんな感じでPLAYGRANDがサードプレイスとして、どんどん外に出るきっかけになればいいなと思います。