「太った」や「痩せた」と感じるとき、私たちが一番頼りにしているのが体重計ではないでしょうか。体重を測ることは、自分の体の変化を把握できるかと思います。特にダイエットや健康管理をしている方にとっては、体重計の数値を頼りにしていますよね。
体重計とは?

体重計は、実は18世紀後半に誕生しました。最初は、荷物の重さを測るために作られたもので、その後、1890年頃に登場したのがスプリング式の体重計です。このタイプは、スプリング(バネ)の反発力を利用して体重を測定していました。
そして、現在私たちがよく見る電子式体重計が登場したのは、1970年頃のことです。それ以来、より精度の高い体重計が普及し、日常生活に欠かせないアイテムとなっています。
体重とは?

体重は、私たちの骨、筋肉、体脂肪、水分、血液、内臓などの要素が合わさった数値です。「体重が増えた」「痩せた」と感じるとき、多くの人は筋肉や脂肪の変化を思い浮かべるかと思いますが、実際には水分や血液、内臓の影響も大きいことを理解しておく必要があります。
そのため、「太った」「痩せた」と体重計の数値だけで判断するのは実は難しいのです。体重は、筋肉量や脂肪量だけでなく、水分量や血液量も影響しているため、体重計の数字だけで体の状態を正確に測ることはできません。
体重計の仕組みと数値の影響
多くの体重計、特に体脂肪計や体組成計は、電流を流して測定しています。この仕組みでは、体内の水分が最も反応しやすいため、体重計の数値は水分の影響を強く受けます。
- 水分が多いと、体重が多く反映され、体脂肪は少なく表示されることがあります。
- 食後や運動後など、体内の水分量が変動するタイミングでは、体重や体脂肪の数値が大きく変動しやすいです。
これらの理由から、体重や体脂肪の数値に一喜一憂することはあまりよくないとも言えます。ただし、体重の変化を追うことは自分の体調や変化を把握するためにとても重要なことです。
まとめ
体重計に乗り、現在の健康状態を知ることはとても大切なことです。しかし、過度に数値にこだわるのではなく、自分の現在の状態を理解することに活用しましょう。増量や減量中の方も、数字だけに囚われるのではく、自分自身やトレーナーを信じて、楽しみながらトレーニングや食事をしていきましょう!!