
「毎週ジムに通って、スクワットもデッドリフトもやっている。それでも、段差や不安定な路地でヒヤリとする
そんな経験はありませんか?
これは珍しいことではありません。
重量トレーニングで筋肉をしっかり鍛えている方でも、転倒リスクが思ったほど下がっていないケースが実際に多くあります。
原因は筋肉の「量」ではなく、脳と筋肉のつながり方、「反応」「速さ」
にあります。
つまり
転倒を防ぐのは筋肉の大きさではなく、「危険を察知して瞬時に体を動かす反応力」。それを鍛えるのが反応トレーニングです。
目次
重量トレーニングで鍛えられないもの
スクワットやデッドリフトは、筋肉のサイズと最大筋力を高めるうえで非常に優れたトレーニングです。しかし、転倒を防ぐ場面では別の能力が求められます。
つまずいてから体が倒れるまでの時間は、わずか0.2〜0.5秒。この瞬間に必要なのは「重いものを持ち上げる力」ではなく、「危険を感知して、即座に正しい筋肉を動かす神経系の速さ」です。
転倒予防に本当に必要なこと
→神経系の反応速度・筋パワー
危険を察知し、0コンマ数秒で正しい筋肉を動かす。これは反応トレーニングで鍛えられます。
反応トレーニングとは?
反応トレーニングとは、予期しない刺激に対して、素早く正確に体を動かす能力を高めるトレーニングのこと。
転倒を防ぐ反応は、大きく3つのステップで起きています。
1感知—危険を「察知」する

足裏の感覚、視覚、バランス感覚が「ズレ」を検知する。加齢でこの感度が鈍ると、危険に気づくのが遅れます。
2判断—どう動くかを「決める」
脳が「右足を出せ」「腕で支えろ」と指令を出すまでの処理速度。ここが遅いと間に合いません。
3実行—体が「動く」

指令を受けた筋肉が瞬時に収縮する。筋パワーが低いと、この最終ステップで間に合いません
実際にある反応トレーニング
これはたくさん存在します。
みなさまも気づいていないところでも私たちトレーナーはちょこちょこメニューに組まれています。
例えば
–ゆりかごキャッチボール:
ピンクのボールでキャッチボールをしながら転がるという動き
これも反応トレーニングのひとつです。
そして付け加えると、眼球運動も一緒にしております。
-フォワードランジ(ケーブル)
前足を前に出した時にピタッと止まる。
この動きは突然前屈みになった際、反応して前足を出して踏ん張るという動きです。
上記のようなトレーニングは反応トレーニングのほんの一部ですが、こういったエクササイズをしておくと普段の生活で転びそうになったり、前から鳥が飛んできたら避けるなどの動きが俊敏に行えるようになります。
少しでもトレーニングの理論;(なぜそのトレーニングを行うか)を身体を動かすお客様自身が知っておくことで意識が変わり、動きも内容も向上したりします。
もし、お家でも練習できる課題などが欲しい方はがんがん、どしどし、トレーナーにお尋ねください!
課題をきちんと行なって身体の動きが良くなったり、痛みが減少、消失している方は何人もいらっしゃいます。
それでは今回のブログはここまでで。
最後まで読んでいただき嬉しいです。ありがとうございました!!:)


